何とかしたい汗かき

病気が潜む可能性がある汗かき!

汗かきと多汗症の違いって何?

汗かきと多汗症(以前は精神的なストレスや緊張などが原因と言われていました)は同じなのでしょうか?あまりにも自分が汗かきだと、『ひょっとして多汗症(日本では特に、対人関係や日常生活に支障をきたすことが多いのであります)ではないだろうか?』などとと考える方もいらっしゃるでしょう。

汗かきと多汗症(顔や手足、脇の下などに大量の汗をかくという症状のことです)を明確に区別するというのは困難なことが多いので、滝汗で悩んでいるのでしたら一度病院に行ってみるべきでしょう。何しろ、汗かきだからと言って代謝が良いわけではありませんからね。

アバウトな目安としましては、運動(最初はウォーキングや踏み台昇降などから始めると、身体的な負担が軽度ですみます)した時や暑い時や食事中など、どんな方でも汗をかくようなシーンで、人よりも多く汗をかくのが汗かきなんですね。

汗の量に限らず、周りの人が暑さを感じないような気温にもかかわらず汗をかいたり、あるいは少し体を動かすだけなのに汗をかくことになるんですね。要するに、他の人よりも汗をかく頻度及び量が多いのであります。

例えば、一緒に食事をしても、自分だけダラダラと滝のような汗をかくということもあるかもしれませんね。

しかしながら、多汗症更年期障害甲状腺機能亢進症などが原因のケースもあったりします)ならば、自分の部屋に1人でいて、リラックス(上手にリラックスできないと、ストレスが溜まることになりますので、自分なりの方法を見つけることが大切でしょう)した状態でも脇の下に滴るほどの汗をかくことになるのです。要するに、汗をかく理由がないにもかかわらず、汗をかくことになるわけですね。

急性リウマチ(自己免疫疾患の一種で、女性の方が男性よりも発症しやすいと考えられています)やバセドウ病甲状腺が肥大する、眼球が突出する、頻脈、手の震えなどと色々な症状が現れるでしょう)等の疾患が原因で、発汗する事もあります。しかし多くの場合、自律神経(交感神経系と副交感神経系で構成された神経です)のバランスが崩れている事で引き起こされます。

交感神経(昼間の活動中に稼働する自律神経系ですね)が必要もないのに優位になることで、発汗が過剰に促されてしまうでしょう。自律神経のバランスというのは、不規則な生活(変わらないことの繰り返しに思えても、実はそれが一番重要であると言えるかもしれませんね)やストレス等で崩れてしまうのです。

逆に言えば、自律神経(バランスが崩れてしまうと、自律神経失調症と呼ばれる状態に陥りかねません)のバランスを整える事で、多汗症(1996年から健康保険が適用されるようになったことから治療費の自己負担が減りました)の症状を改善することができる可能性があります。

とうことで、汗かきを改善して健康的な日常生活に戻る努力をしましょう。